ローストビーフに合うお酒とは?10種類のお酒で検証

イギリスの伝統料理として知られるローストビーフ。最近は飲食店やスーパーだけでなく、ご家庭で手作りする人も多いのではないでしょうか。

そんなローストビーフにはお酒が欠かせません。赤ワインやビールなど、さまざまなお酒とペアリングされています。

しかし他にどんなお酒と相性がいいのか知りたいですよね。そこでこの記事では、ローストビーフと10種類のお酒をペアリングしてみました。

ローストビーフの特徴

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ローストビーフは、牛かたまり肉をローストし、食べる直前に薄くスライスしたイギリスの伝統料理です。

起源は古く、古代ローマ時代にまで遡ります。イギリスに駐留していた古代ローマ軍が、牛肉のかたまりを焼いて食べていたのが始まりだといわれています。

その後は、イギリスの貴族の間で、日曜日に牛を仕入れてローストビーフを作る「サンデーロースト」の文化が発展します。日曜日にローストビーフを食べ始め、残ったら平日も食べるという生活をしていました。そのためイギリスの食文化の発展が遅れた、という説も残っています。

日本にローストビーフが登場したのは1867年。15代将軍の徳川慶喜がイギリスやアメリカ、フランス、オランダの大使を招いた食事会でローストビーフを振る舞ったとされています。

庶民に広まったのは明治時代からです。レシピ本にローストビーフの作り方が記載されており、家庭でも食べられるようになりました。現在では日本でも定番の料理として定着しています。

ローストビーフとお酒と合わせるコツ

ローストビーフ_ソース

ローストビーフとお酒を合わせるコツを紹介します。

部位で選ぶ

ローストビーフは、部位によって味わいや柔らかさ、脂の量が異なります。

部位特徴
もも最も基本的な部位で、脂肪分が少なくあっさりとした味わい。
ロース脂のサシが入り濃厚で味わい深い。
ヒレ脂肪分は控えめだが非常に柔らかく高級部位として扱われている。
サーロイン脂身の少ないアメリカ産を使えば濃厚でコクのある仕上がりに。
このように部位によって違いがあります。

例えば、ロースであれば少々脂っこさがあるので、ビールやレモンサワーなどさっぱりしたお酒がおすすめです。逆に脂肪分が少ない部位は、赤ワインやウイスキーなどのお酒が合うでしょう。

ソースで選ぶ

ローストビーフは、ソースをかけて食べるのが一般的です。ソースは味の決め手になるものなので、合わせるお酒も変わってきます。

ソース相性の良いお酒
ワサビ醤油日本酒、焼酎、ビール
玉ねぎソース赤ワイン、ウイスキー、ビール
レモンペッパーレモンサワー、赤ワイン、ビール
このように、ソースの味によってお酒を合わせてみてください。

ローストビーフと合うお酒(ベストペアリング)

それではローストビーフとベストペアリングしたお酒を紹介していきます。

赤ワイン

ローストビーフとワイン

牛肉には赤ワインを合わせるのが基本です。牛肉は旨味が強いため、味わいの薄いお酒とは合いません。

赤ワインは濃厚な味わいで牛肉の旨味とマッチし、最高のマリアージュを体験できます。実際に牛肉料理には、赤ワインを調味料として使うこともあります。

赤ワインは、カベルネ・ソーヴィニヨンやシラーなど、タンニンとスパイス感のあるものがおすすめです。牛肉料理を食べる時は、赤ワインを選んでおくと失敗は少ないでしょう。

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ウイスキー

ローストビーフとウイスキー

ウイスキーと聞くと食後酒のイメージが強いですが、実はローストビーフとの相性抜群です。

なぜならウイスキーはスモーキー感があり、ローストされた牛肉と風味が似ているからです。またローストビーフは脂身が少ないため、口の中がこってりせず、ウイスキーとうまくマッチします。

牛肉の旨味を感じながら、ウイスキーのスモーキー感やコク深さを体験できました。

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ブランデー

ローストビーフとブランデー

ブランデーは、ローストビーフをフランベする際に欠かせないお酒です。調理工程にも使われているため、組み合わせとしては間違いありません。

ブランデーはローストビーフの旨味を引き立ててくれます。口の中で旨味と甘みが広がり、良いペアリングとなりました。

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ビール

ローストビーフとビール

ビールは、イギリスが古代ローマ軍に統治されていた頃から飲まれています。ローストビーフの歴史と紐づく部分も多く、イギリスでは定番の組み合わせです。

またビールには、旨味成分のアミノ酸が豊富に含まれています。牛肉と合わせると、さらに旨味の相乗効果を体験できます。本場の雰囲気を味わいたい人は、イギリスのビールと合わせてもいいかもしれませんね。

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レモンサワー

ローストビーフとレモンサワー

レモンサワーは、ローストビーフをさっぱり食べたい人におすすめです。実際に、ローストビーフにレモン果汁をかけて食べることもありますよね。

特に、脂身の多いローストビーフに最適です。レモンサワーの酸味と爽快感が口の中を洗い流してくれます。

できれば甘みよりも、酸味の強いレモンサワーを選ぶと、合わせやすいと思いました。

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梅酒

ローストビーフと梅酒

ローストビーフは旨味の強い料理です。梅酒の甘みと酸味を合わせれば、さらに味わい深いペアリングとなります。実際に牛肉料理には梅肉ソースを合わせることもあります。

おすすめは酸味の強い梅酒。牛肉の旨味を引き立ててくれ、後味はさっぱりといただけます。爽快感を味わいたい場合は、炭酸水で割って梅酒ソーダにしてもいいでしょう。

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日本酒

ローストビーフと日本酒

日本酒は米の旨味を味わえるお酒です。ローストビーフの旨味との相性も良く、想像以上のペアリングとなりました。

ただし甘みが強すぎると、ローストビーフの旨味を感じられません。そのため純米大吟醸よりも純米酒など、米の旨味が全面に出た日本酒がおすすめです。

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麦焼酎

ローストビーフと麦焼酎

脂身の多いローストビーフには、麦焼酎がおすすめです。

麦焼酎はキレがありすっきりとしたお酒です。そのため、牛肉のこってり感を洗い流してくれます。

ローストビーフは旨味の強い料理なので、コクのある麦焼酎を合わせると、さらにペアリングしやすくなります。

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芋焼酎

ローストビーフと芋焼酎

芋焼酎と聞くと個性の強さが際立つ印象ですが、意外にもローストビーフとマッチしました。

イギリスでは「サンデーロースト」で余ったローストビーフを、平日にマッシュポテトと合わせて食べる文化があります。要するに、ローストビーフと芋の相性は良いということです。

芋焼酎の風味がローストビーフの旨味を引き立て、良いマリアージュとなりました。

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ローストビーフと合わないお酒(ワーストペアリング)

ローストビーフと合わなかったのは白ワインです。

そもそも牛肉は旨味が強いお酒なので、同等の旨味を持つお酒と合わせるのが基本です。

白ワインは主張が少ないため、ローストビーフと合わせると、風味で負けてしまいます。

仮に合わせるのなら、脂身が少ない部位で、なおかつあっさりしたソースとペアリングするといいでしょう。

ローストビーフとお酒の種類別の評価・特徴

ローストビーフとお酒の相性を表にまとめてみました。

順位お酒の種類評価コメント
1位赤ワイン★★★★★牛肉には赤ワインを合わせるのが基本です。赤ワインの濃厚な味わいと牛肉の旨味とがマッチし、最高のマリアージュを体験できます。
2位ビール★★★★★ビールには旨味成分のアミノ酸が豊富に含まれており、牛肉と合わせると旨味の相乗効果が体験できます。
3位ウイスキー★★★★★ウイスキーはスモーキー感があり、ローストされた牛肉と風味が似ています。またローストビーフは脂身が少ないため、口の中がこってりせず、ウイスキーとの絡みも抜群です。
4位ブランデー★★★★★ブランデーは、ローストビーフをフランベする際に欠かせないお酒です。調理工程にも使われているため、組み合わせとしては間違いありません。
5位レモンサワー★★★★レモンサワーは、ローストビーフをさっぱり食べたい人におすすめです。レモンサワーの酸味と爽快感が口の中を洗い流してくれます。
6位芋焼酎★★★★イギリスでは「サンデーロースト」で余ったローストビーフを、平日にマッシュポテトと合わせて食べる文化があります。そのためローストビーフと芋焼酎の相性は抜群です。
7位麦焼酎★★★★麦焼酎はキレがありすっきりとしたお酒です。そのため、牛肉のこってり感を洗い流してくれます。
8位日本酒★★★★純米大吟醸よりも純米酒など、米の旨味が全面に出た日本酒がおすすめです。ローストビーフの塩味と日本酒の旨味が引き立て合い、同調して馴染みやすくなります。
9位梅酒★★★牛肉の旨味を引き立ててくれ、後味はさっぱりといただけます。爽快感を味わいたい場合は、炭酸水で割って梅酒ソーダにしてもいいでしょう。
10位白ワイン★★牛肉は旨味が強いお酒なので、同等の旨味を持つお酒と合わせるのが基本です。白ワインは主張が少ないため、ローストビーフと合わせると、風味で負けてしまいます。

まとめ

ローストビーフとお酒

今回はローストビーフと合うお酒を検証してきました。ローストビーフはシンプルな旨味を味わえる料理です。どんなお酒にも合わせやすく、好みによって選べるのがポイントです。

ぜひ本記事を参考に、ローストビーフとお酒の組み合わせを楽しんでみてください。

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