世界を魅了するウイスキー白州の特徴

5大ウイスキーとして名を連ねるジャパニーズウイスキー。多くの銘柄が造られる中で「白州」の二文字を目にすることもあるのでは?

人気のあまりに原料が不足してしまい販売休止になったという武勇伝もあるほど、たいへん名の知れたジャパニーズウイスキーとなっています!いったいどういった点が多くの人々を魅了しているのでしょうか?

今回は「白州」の人気の秘密に迫るとともに、より美味しくいただける「白州」の飲み方と商品ラインナップをご紹介します♪

白州とは


「白州」とは山梨県にある白州蒸留所で造られるウイスキー銘柄。サントリーが1994年にリリースしたブランドです。

他のジャパニーズウイスキーに比べるとキャリアはまだ浅いですが、世界的なお酒のコンペティションでは幾度となく受賞を果たしています。白州蒸留所オリジナルの味わいが結集したウイスキーからは、新緑のような爽やかさが感じられます。

白州の歴史


実は白州蒸留所が生まれたのは1973年。銘柄「白州」が誕生する21年前のできごとです。

サントリーの二代目社長兼マスターブレンダーは、山崎蒸留所とは異なる個性を持つウイスキーを造るべく、蒸留所の建設に適した環境を探していました。幾つか上がった候補地のうち、最終的に決まったのが山梨県北杜市白州町だったのです。

白州町に流れる水は花崗岩に磨かれた軟らかい水質。二代目社長はこの水を一口飲んだ瞬間、重厚感と華やかさのある「山崎」とは全く異なる特徴を持った原酒ができると確信したようです。こうして森の中に蒸留所が建設され、サントリーの新たなディスティラリー「白州蒸留所」が誕生したのです。

1973年に誕生してから徐々に国内で知られるようになりましたが、2006年のインターナショナル・スピリッツ・チャレンジで「白州18年」が金賞を受賞してからは、瞬く間に知名度が上がりました。さらに他のコンペティションでも受賞経験を持つ「白州」は、実力のある銘柄として海外から注目を浴びるようになったのです。

数あるジャパニーズウイスキーの中でもグローバルな知名度を誇る「白州」は、いまや日本を代表するシングルモルトウイスキーとなっています!

白州のこだわり


「白州」が造られるときに大事なこだわりがいくつかあります。これらのこだわりが無ければ、今あるジャパニーズウイスキー「白州」としての人気は生まれなかったかもしれません。

南アルプスの天然水

「白州」の仕込み水には南アルプスの地下を流れる天然水を使用しています。大自然に磨かれた山水はミネラルをバランス良く含んだ軟水となり、「白州」の味わいの決め手としても大きな役割を果たしています。

発酵

麦汁の発酵には木桶が使われ、時間をかけて丁寧にもろみづくりが行われます。発酵槽に棲みついている乳酸菌の力も借りて発酵を促すことで、「白州」ならではの複雑で甘く深い香りを生み出すのです。

蒸留

白州蒸留所には異なる大きさ、形状をした蒸留釜(ポットスチル)がいくつも並んでいます。形状が違うポットスチルを使うことで原酒に多様性を持たせることができます。もろみの熱し方、蒸留の仕方が違うだけでも、多様な個性を持つ唯一無二のウイスキーを造ることができます。

熟成

「白州」は森の中で静かに樽熟成されます。比較的冷涼な白州の森ではウイスキー熟成がゆるやかに進みます。5年、10年、またはそれ以上の熟成期間を経て「白州」の原酒が出来上がります。

年数だけではなく、樽の種類や熟成する位置などによっても原酒の味わいは変わってきます。この特徴を生かしたウイスキーにするには、ブレンダーの鋭いセンスが必要となるのです。

白州の特徴


「白州」の人気の秘密は、絶妙なスモーキーフレーバーにあると言っても過言ではありません。

主にスコッチウイスキーは、原料の大麦麦芽を「ピート(泥炭)」で乾燥させることで燻製のようなスモーキー感を得ています。乾燥させる工程は何回かに分けられていて、ピートで燻すタイミングや乾燥時間は蒸留所によって異なってきます。

ゴリッゴリにピートで焚きつけた大麦麦芽は「ヘビリーピーテッド」と言われ、ヘビリーピーテッドモルトを使用したウイスキーはかなりクセのあるフレーバーを持つようになります。

「白州」の場合、大麦麦芽の乾燥には主にスコットランドのピートが使われています。蒸留所が持つノウハウを結集させたことで、日本人の好みに合う弱すぎず強すぎない程よい塩梅のスモーキー感が、「白州」で味わえるように!クセが強くないウイスキーは女性からも人気を集め、特にハイボールで飲まれることが多くなりました。

白州のラインナップ

日本代表のシングルモルト「白州」のラインナップをご紹介します。

白州


引用:amazon.co.jp/

ノンエイジの「白州」は、ブランドの中で最もリーズナブルに手に入る商品です。長い熟成を経ていないので、若葉のようなみずみずしさやミントのようなフレッシュさが感じられます。ほのかに感じるスモーキーさと奥行きのある味わいは、ハイボールで頂くとより花開きます。

 

白州18年


引用:amazon.co.jp/

18年以上もの間熟成させた原酒がかけ合わせて造られた商品。濃い黄金色をまとい、メロンやミルクキャラメルのような甘い香りが感じられます。熟成によって深みとコクが加わったものの爽快さはまだ失われていないので、味わい的にはバランスの取れた商品と言えるでしょう。

 

白州25年


引用:amazon.co.jp/

酒齢25年以上の原酒がかけ合わせて造られた逸品。四半世紀もの熟成は、ウイスキーにクリーミーな味わいをもたらします。赤みがかった琥珀色を呈し、マンゴーやジャム、チョコレートのような甘い香りと、濃縮された果実を思わせる甘みが特徴的です。

数量限定での販売で且つなかなかのお値段なので、ウイスキービギナーさんにはハードルが高いかもしれません。

 

まとめ

今回はジャパニーズウイスキー「白州」について深掘りしました。人気のあまりに販売休止に追い込まれるとは、お酒業界の社会現象ではないでしょうか?

まだまだこれからも原酒ができ次第、新たな年数の「白州」が楽しめるようになるかもしれないので、今後の動向に期待が持てますね♪

発酵、蒸留、熟成など、随所にこだわりを見せる「白州」の唯一無二の味わいを、ぜひみなさんも試してみては?

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