鍋料理に合うお酒をまとめて紹介!日本酒やワインと合わせてみた
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寒い季節になると鍋を食べる機会も増えます。
そして、熱々の鍋を食べつつ飲むお酒は最高に美味しいですよね。最近は一人鍋用のセットも充実し、気軽に鍋が楽しめるようになりました。
今回は鍋料理に合うお酒を実際にペアリングしていきます。鍋料理とお酒を楽しみたい人はぜひ参考にしてみてください。
また、以下記事にて、料理とお酒のお互いの味わいを殺さない方法をご紹介しています。
お手軽に自宅で料理とお酒のペアリングを楽しみたい人は、本記事とあわせてぜひ参考にしてください。
参考記事:お酒と料理のペアリングの基本
目次
鍋料理の特徴や歴史
鍋とは食材を鍋に入れて煮込んだ料理を指します。
日本では、土器が発明された縄文時代から食べられていました。当時から食べ物を土器に入れ、食材を煮込んで食べていたそうです。
ただし、煮込んだ料理は皿に取り分けてから食べており、現在のように鍋を囲むスタイルはまだ定着をしていませんでした。鍋を囲むようになったのは江戸時代からです。
大きな皿に料理を盛り付けて、取り分けながら食べる「卓袱(しっぽく)」と呼ばれる長崎の郷土料理の登場がきっかけです。そこから鍋を中心に置いて、取り分けるスタイルが定着しました。
明治時代に入ると、肉食が解禁され「牛鍋」が食べられるようになります。牛肉とネギを煮込むだけのシンプルな鍋料理でしたが、庶民から絶大な支持を受け、日本中に浸透しました。そして現在は、キムチ鍋や豆乳鍋、カレー鍋などバラエティ豊かな鍋料理が登場しています。
日本各地の鍋料理
日本各地には、地域の食材を生かした鍋料理が存在します。
そこで日本各地の代表的な鍋料理をいくつか紹介します。
石狩鍋(北海道)
石狩鍋は生鮭をメインに、玉ねぎやキャベツ、椎茸などが入った味噌ベースの鍋です。生鮭から良い出汁が出て、心も身体も温まります。最後に山椒をかけて食べるのが本場の味です。
きりたんぽ鍋(秋田県)
きりたんぽ鍋は、米をつぶして棒に巻き付けて焼いたきりたんぽを入れた鍋です。スープは比内地鶏の出汁を使い、醤油ベースで味付けをします。鶏肉や野菜など、具沢山にして食べるとさらに美味しくなります。
ほうとう(山梨県)
ほうとうは、小麦粉でできた生地を平たく伸ばした麺で、野菜や味噌と一緒に煮込んだ鍋です。山梨県では昔から食べられてきた郷土料理です。
土手鍋(広島県)
土手鍋は、鍋の内側に味噌を塗り、牡蠣や野菜を入れて煮込む鍋です。鍋についた味噌を崩しながら好みの濃さにして食べます。
鍋とお酒を合わせる時のポイント
続いて、鍋とお酒を合わせるときのポイントを紹介します。
出汁の味付けで選ぶ
鍋は出汁を味わう料理なので、出汁の味付けでお酒選びをするといいでしょう。
キムチ鍋:辛味や塩味が強いのでビールや辛口の日本酒でさっぱりと食べる
もつ鍋:旨味のあるもつと純米吟醸の旨味と合わせる
水炊き:さっぱりとした白ワインで素材の味を楽しむ
このように、出汁の味付けでお酒を選べば、ペアリングがしやすくなります。
鍋の食材で選ぶ
鍋の食材とお酒を合わせるのもおすすめです。
例えば牛肉を入れるなら赤ワイン、魚介類なら白ワインや辛口の日本酒、練り物なら純米酒、など食材とお酒を合わせてみましょう。
薬味で選ぶ
薬味でお酒を選ぶのもありです。
ゆずやレモンなどの柑橘系ならシチリア産の白ワイン、山椒や一味唐辛子ならタンニンが効いた赤ワインや日本酒、といったように合わせてみるといいでしょう。
それでは次の章からは、鍋料理とお酒をペアリングしていきたいと思います。
水炊きにはさっぱり系の白ワインがおすすめ
水炊きは、出汁を使わずに素材の味をそのまま楽しむ鍋です。
繊細な味わいを引き出すには、さっぱり系の白ワインがおすすめです。
素材の旨味を生かしながら、うまく調和してくれるでしょう。その上でおすすめなのが「マトゥア ソーヴィニヨン・ブラン マルボロ」です。
ソーヴィニヨン・ブラン種は、ネギっぽさや柑橘系の爽やかさがあり、ポン酢やゆずで食べる水炊きとよく合います。
マトゥアは、ソーヴィ二ヨン・ブランをニュージーランドで初めて生産したワイナリーで、ニュージーランドワインのパイオニア的な存在です。
フレッシュなハーブとシトラスフルーツのような香りがあり、水炊きと合わせやすい白ワインです。
実際に合わせてみると、柑橘系の香りとほのかな酸味が、素材の味を引き出してくれました。素材の味を邪魔することなく、さっぱりと食べることができます。
キリッとした印象の白ワインなので、味付けの濃い鍋と合わせるのもありだと思います。
豚キムチ鍋ならビールがおすすめ
香辛料が効いた豚キムチ鍋には、さっぱり系のビールがおすすめです。
唐辛子とビールの相性は良く、韓国でも辛い料理とビールは定番です。
キムチ鍋は辛味で食欲が増進し、体も温まります。そこにキンキンに冷えたビールを流し込めば、最高の気分が味わえるでしょう。
おすすめは「アサヒスーパードライ」。
キリッと辛口なビールといえば、スーパードライを想像する人も多いかと思います。
キレの良い喉越しが楽しめる生ビールで、豚キムチ鍋にぴったりです。
実際に合わせてみると、唐辛子の辛味と豚肉の脂をさっぱりと洗い流してくれ、火照った体に染み渡りました。やはり辛い料理とビールは鉄板です。
スーパードライは、どんな鍋料理にも合わせやすいため、お酒選びに迷った時におすすめです。
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もつ鍋なら日本酒おすすめ
もつ鍋には、旨味の相乗効果が起こせる日本酒がおすすめです。
もつ鍋のスープには、濃厚な旨味がしっかりと出ています。
日本酒はアミノ酸やコハク酸などの、旨味成分が豊富に含まれています。
そのため、もつ鍋と日本酒の相性は抜群です。特に米の旨味が強い純米吟醸と合わせるといいでしょう。
その上でおすすめなのが「上善如水 純米吟醸」です。
上善如水は高エステル生成酵母を使用し、コク深い味わいが楽しめる純米吟醸酒です。
日本酒初心者向けに作られており、フルーティーで甘みがある日本酒に仕上がっています。
実際に合わせてみると、もつの旨味と日本酒の甘みが良く合います。お互いを邪魔せず、相乗効果で旨味が増したように感じました。
まろやかな日本酒なので、すき焼きや豆乳鍋など甘めの鍋にも合うと思います。
豆乳鍋ならまろやか系白ワインがおすすめ
豆乳鍋はまろやか系の白ワインと良く合います。
白ワインとチーズが合うように、同じ乳製品である豆乳も白ワインとマリアージュしやすいです。
その上でおすすめなのが「ベリンジャー カリフォルニア・シャルドネ」です。
シャルドネは洋梨や桃のような香りがあり、果実味溢れる品種です。豆乳のまろやかさと果実味が調和し、味わい深くなります。実際に合わせてみると、豆乳の甘みととシャルドネの果実味が良く合います。
今回は豚肉と白菜というシンプルな鍋なので、より素材の味を楽しむことができました。軽めの白ワインなので、水炊きやもつ鍋にも合わせやすいと思います。
まとめ
今回は鍋料理に合うお酒をペアリングしてきました。
鍋料理は、ビールや日本酒だけでなく、ワインと楽しむことができます。
ぜひ皆さんも鍋とお酒のペアリングで寒い季節を乗り切ってくださいね。
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