海外ではどんな日本酒(SAKE)銘柄が人気!?好まれる日本酒の特徴を解説

2010年から日本酒の輸出量は11年連続右肩上がりで、今まさに人気が勢い留まること知らず。ではどんな日本酒の銘柄が海外で好まれているのか、気になる方も多いのではないでしょうか?

そこで、今回は海外で人気な日本酒(SAKE)銘柄を紹介していくとともに、地域ごとに好まれる日本酒の特徴も合わせて解説していきます。

外国の友達との共通話題に役立つだけでなく、外国の友達に日本酒をプレゼントしたい方や、海外の人気銘柄を飲んでみたい方もぜひ参考にしてみてください。

日本酒の海外人気は本当?


日本酒は海外で「SAKE」という愛称で呼ばれるほど親しまれており、アメリカを筆頭に、中国や台湾、韓国などのアジア圏に強い人気を誇っています。

2010年までの年間清酒輸出量が約13,000klだったのに対し、2020年ではコロナ渦があったにも関わらず、10年連続で最高記録を上回る約21,000klの輸出量を叩き出しています。

以前は主に和食レストランを中心に提供されていましたが、近年はバーや和食レストランで気軽に楽しめるようになっています。

日本酒がブームとなった背景


今でこそ海外で飲まれるようになった日本酒ですが、そのブームに火をつけたのは2013年「和食」がユネスコ世界無形文化遺産に登録されたのがきっかけと言われています。

ヘルシーかつ繊細な味わいな日本食が話題となり、海外では高級和食レストランが一気に拡大していきました。

これに伴い、和食と一緒にいただける日本酒は高級酒として位置づけられ、さほど高くないアルコール度数に加え、飲みやすいという口コミが広がり、瞬く間に世界中から人気を集めました。

さらに同年2013年、東京オリンピック2020の開催が決定されたことも日本酒ブームにさらなる拍車をかけました。

東京オリンピック2020の開催決定以降では、和の文化に触れたい来日観光客が急激に増え、本場で造られる日本酒がより多くの方に親しまれるようになりました。

また日本酒ブームをうけて、多くの蔵元が外国進出をしました。それぞれの国の食文化に合わせた親しみやすい味わいに工夫したことで、日本酒は各国でますます浸透するようになったのです。

海外で人気な日本酒の特徴と銘柄


一口に海外と言っても、地域によって食文化が異なるため、日本酒の好みもさまざまです。

そこで特に日本酒が人気なアメリカとアジア、ヨーロッパの3つのエリアに分け、現地の人々が好む日本酒の特徴や、人気な日本酒銘柄を紹介していきます。

アメリカでの特徴

日本酒SAKEブームの先駆けるアメリカは、日本酒輸出量の35%を占めています。

ニューヨークやハワイなどでは、世界最大級の日本酒イベント「ジョイ・オブ・サケ」が毎年開催されるほか、現在は日本酒のサブスクもあるほど根強い人気があります。

また多くの酒蔵が現地進出している国としても有名で、北海道旭川の「男山」や大手清酒メーカー「月桂冠」、「獺祭」などが軒を連ねています。

そんなアメリカはビールやバーボン、ワインとさまざまなお酒が飲まれていますが、肉食文化もあり、比較的肉に合うライトで軽快な日本酒が好まれています。そのため、和食に合わせるだけでなく、ステーキと共にいただける白ワインのような日本酒が大変人気です。

また、SAKE=日本酒と思っている方も多いようです。来日した観光客がレストランで「SAKE」と頼んだのに分かってくれなかった!という声もツイッターに上がっているとか。確かに日本では、サケは全酒類のことを指しているので、レストランではサケじゃ通じませんね(笑)。

また日本酒を三文字の漢字として覚えているのに、出てくる日本酒が「清酒」だった!と混乱する方も。外国人ならではの微笑ましいエピソードですね。

アメリカで人気な日本酒銘柄

獺祭 純米大吟醸

獺祭は、旭酒造が手掛ける銘柄です。ラインナップの全ては山田錦のみをで造られており、5割以上の精米歩合がもっとも特徴的です。

フルーティですっきりとした味わいと旨味を持ち、またお米の雑味が少ないので、ワインのように気軽に楽しめる銘柄となっています。

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獺祭
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梵(ぼん) 特撰純米大吟醸

梵は、福井県鯖江市に蔵を構える加藤吉平商店の銘柄です。海外ではBORNという名で親しまれています。また、世界的なお酒品評会で数多くの賞を受賞しており、政府や大使館で国賓やVIPをもてなす日本酒としても振る舞われる格式のある銘柄です。

グレープフルーツのような爽やかな香りがあり、しっかりとした骨格の中でもなめらかに味わえる日本酒となっています。

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アジアでの特徴

アジアの中でも、韓国や東南アジアは価格重視した日本酒が好まれます。特に、日常的にお気軽に飲めるリーズナブルな日本酒が人気です。

一方で、中国や台湾、シンガポールは接待や贈答品に用いられる高級な日本酒が人気です。

特に中国は日本製品は品質が良いという評判があり、近年では電化製品や日用品のほか、日本国内で生産される日本酒も非常に人気です。

ただ、中国では日本酒の関税が40%に設けられており、市場で流通する日本酒は日本の倍以上の価格をします。コストを抑えた中国産日本酒もありますが、日本製志向が強いため、高くても日本産の日本酒を購入する層も多いのです。

このように金額が張る日本酒は、贈答品に用いられることが多いのも特徴のひとつ。ちなみに贈答品に用いられる日本酒は、縁起の良い銘柄名もしくは華やかなパッケージが好まれています。

また中には富裕層の象徴として、日本酒を普段から愛飲している方も多いのだとか。主に高級日本食レストランで飲まれることが多く、和食に合わせて飲めるしっかりとお米の甘みがある大吟醸酒が人気だそうです。

アジアで人気な日本酒銘柄

がんばれ!お父ちゃん

がんばれ!お父ちゃんは、韓国で定番の日本酒銘柄です。新潟県に酒造を構える白龍酒造が手掛けており、中身は新潟県産の五百石米で醸しています。

日本円でおおよそ1500円前後かつアルコール度数が焼酎よりも低いので、韓国では年配の方から若者までお手軽に飲める日本酒として人気を集めています。

日本では知名度はありませんが、興味ある方はぜひチェックしてみては?

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梵(ぼん) ゴールド

梵はアメリカのみならず、中国国内でもかなり人気な銘柄です。中国の最初で最大級の日本酒コンテスト「SAKE China」でゴールデンドラゴン賞や、プラチナ賞のほか、女性に最も好まれる日本酒としてANA賞など様々な賞を獲得しています。

また無濾過で造られているため、淡い黄金色とさわやかな味わいが特徴です。見た目も華やかなで飲みやすいため、幅広い年齢層に愛されています。

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朱金泥能 代醸蒸多知

朱金泥能 代醸蒸多知は、秋田県 喜久水酒造合資会社が手掛ける銘柄です。兵庫産の山田錦を使用し、国指定重要有形文化財「喜座の杜トンネル」の中で熟成させています。

年間60本の限定生産なので希少性の高さに加え、パッケージには華やかな鳳凰をあしらっており、縁起物として人気な日本酒です。また値が張るため、ビジネス付き合いで贈ると非常に喜ばれます。

ヨーロッパでの特徴

ワイン文化が深く根付いているヨーロッパは現在、9つの酒蔵が現地で日本酒造りをしています。しかしアメリカやアジアに比べ、日本酒の人気はまだまだ限定的です。

近年ではイギリスのワインコンテストIWCに日本酒部門が新設されるほか、フランスでも日本酒コンテスト「Kura Master(クラ・マスター)」が開催されるなど、じわじわと日本酒人気が高まりつつあります。

そんなヨーロッパでは、主に食中酒として日本酒が飲まれています。そのため、西洋料理とペアリングしやすい酸味や旨味がある日本酒が人気です。

また、日本酒の選び方もワインを基準にしていることが多いです。例えば、フレッシュなワインが好きな方は、吟醸酒や非加熱の生酒を好みます。そして重みのあるフルボディのワインが好きな方には、コクが特徴な純米酒が好まれているそうです。

ヨーロッパで人気な日本酒銘柄

醸し人九平次

醸し人九平次は、愛知県の老舗・萬乗醸造が手掛けています。少量生産や職人気質な酒造りが人気を集め、現在はフランス国内の様々な高級レストランで扱われています。

やや酸があり、すっきりとした後味は上質なブルゴーニュの白を連想させ、食通たちの舌をも魅了しています。食中酒だけでなく、食後酒としても楽しめる日本酒となっています。

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勝山 純米大吟醸 伝

純米大吟醸 伝は伊達家御用蔵の勝山酒造が手掛けています。2019年「Kura Master」では、プレジデント賞を獲得するとたちまち注目されるようになった銘柄です。

伝統的な製法で造られた味わいは甘みや旨み、酸味、透明感と力強さを兼ね備えています。また、どんな料理ともペアリングしやすいのが特徴です。

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宮城の地酒
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まとめ

今回は、海外の人気な日本酒銘柄を紹介しました。
国内の人気銘柄とは違う視点で楽しまれていることは意外性があって、面白かったではないでしょうか。

この記事を機に、海外の人気銘柄にもぜひチャレンジしてみては?

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