マグロなどの赤身のお寿司に合うお酒とは?10種類のお酒で検証してみた!

マグロやカツオなど赤身は、日本人に愛される寿司のネタです。

お寿司屋さんに行くと、必ずマグロを食べるという人も多いでしょう。

今回は、赤身のお寿司とお酒を実際にペアリングしていきます。

赤身のお寿司が好きな人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

赤身の特徴

赤身とは、その名の通り「身が赤い魚」を指すものです。

切り身を見れば赤身だと判別できますが、水産学上はミオグロビンとヘモグロビンの含有量が100gあたり10mg以上なら赤身魚、10mg未満ばら白身魚と定義しています。

赤身魚に分類される魚は以下の通りです。

・マグロ
・カツオ
・アジ
・サバ
・イワシ
・サンマ など

ちなみに鮭(サーモン)は一見赤系統の色ですが、白身魚に分類されています。身は赤いものの、その要因がアスタキサンチンによるものなので、赤身魚の定義には当てはまりません。

また赤身魚には脂肪分や鉄分が多く含まれています。

赤身の脂肪分には血液中のコレステロール値を抑える働きのあるDHAやEPAが豊富。鉄分は貧血予防に効果的なので、体調管理にもおすすめです。

赤身は柔らかく舌の上で脂がとろけます。中トロや大トロは脂のサシが入っていて美味しいですよね。

お酒と合わせる際は、このような赤身の特徴を踏まえた上でペアリングを考えましょう。

赤身のお寿司とお酒と合わせるコツ

赤身のお寿司とお酒を合わせるコツを紹介します。

種類で選ぶ

まずは赤身に分類される魚の種類を理解しておきましょう。

種類特徴
マグロ旨味と酸味のバランスが良い。日本酒や焼酎と合わせやすい。
カツオさっぱりとしている。ニンニクと生姜の相性が良いため白ワインや焼酎と合わせやすい。
アジ脂ののりがよく癖が少ない。ビールやハイボールと合わせやすい。
サバ鮮度が落ちやすくシメサバにされることが多い。梅酒やレモンサワーと合わせやすい。
イワシ魚特有の味が濃い。日本酒や芋焼酎と合わせやすい。
サンマ旨味と苦味のバランスが良い。日本酒や白ワインと合わせやすい。
このように、魚の味わいでお酒を選んでみてください。

部位で選ぶ

一口に赤身といっても部位によって味わいは変わります。
そこでマグロの部位ごとの味わいをまとめてみました。

部位特徴
大トロ脂がしっかり乗っている高級部位。脂の融点が低いため口に入れた瞬間にとろける。
中トロ脂と赤身のバランスの良い部位。炙って食べても美味しい。
赤身脂が少なくあっさりした部位。どんなお酒にも合わせやすい。
中落ち骨に近いため旨味がしっかりしている。ユッケやネギトロに向いてる。
部位によって脂ののり具合が異なります。

脂身の多い部位はビールや焼酎、赤身の部分は日本酒や赤ワインと合わせるといいでしょう。

調味料で選ぶ

お寿司につける調味料もペアリングを大きく左右します。
醤油だけでなく、ポン酢や塩などさまざまな調味料があります。

部位特徴
醤油定番の日本酒や焼酎の他、旨味の要素が似ている赤ワインと合わせやすい。
ポン酢酸味があるため梅酒やレモンサワー、麦焼酎と合わせやすい。
シンプルな味わいなので日本酒や白ワイン、ウイスキーと合わせやすい。
甘だれ味付けが濃いので赤ワインや芋焼酎など風味が強いお酒と合わせやすい。
このように調味料に合わせてお酒を選んでみてください。

赤身(お寿司)と合うお酒(ベストペアリング)

今回も10種類のお酒と実際に食べ合わせて相性を検証しました。まずは試した中で赤身のお寿司と相性の良かったお酒(ベストペアリング)を紹介します。

日本酒

赤身は旨味が強いため米の旨味と相性抜群です。特に純米酒のような米の旨味がはっきりした日本酒と合わせやすいでしょう。

そもそも日本酒とお寿司は日本の食文化を作ってきたものです。おお寿司屋さんでも日本酒が提供されることが多く、日本人なら誰もが知る組み合わせです。

実際に合わせてみると、赤身の旨味が口にじわっと広がり、日本酒の旨味と溶け合います。日本酒の原料は米なので、シャリとの相性も抜群でした。

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関連記事:日本酒の種類と、種類ごとのおすすめの飲み方を徹底解説

麦焼酎

麦焼酎は癖が少なくすっきりした味わいが特徴です。どんな魚にも合わせやすく、赤身との相性も抜群でした。

日本酒ほど香りが強くない代わりに、素材の旨味を邪魔しません。またキレがあるため、大トロや中トロなど脂の多い部位と合わせやすいでしょう。

赤身の旨味を引き立ててくれ後味はすっきり。どんな魚や調味料にも合わせやすいお酒でした。

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芋焼酎

芋焼酎は香りや旨味の強いお酒です。

赤身は芋の個性に打ち消されないだけの旨味があり、相性の良い組み合わせでした。そもそも芋焼酎は日本で古くから飲まれてきたお酒なので、魚料理とあわせやすいです。

合わせるなら脂の少ない赤身を選ぶとペアリングしやすいでしょう。

実際に合わせてみると、芋のしっかりした風味が赤身の旨味を引き立ててくれました。

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赤ワイン

ワインを飲む時は食材の色と合わせるのが鉄板です。そのため、赤ワインと赤身の相性は良いといえるでしょう。

また赤ワインはアミノ酸を含んでおり、醤油との相性も抜群です。

赤ワインの旨味と赤身の旨味が邪魔し合うこともなく、相乗効果でより強い味わいを楽しめました。

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白ワイン

赤身といえば赤ワインの印象がありますが、食べ方次第で白ワインともマリアージュします。

白ワインは魚介類と相性の良いお酒なので、赤身と合わせても違和感がありません。

ただし醤油との相性は微妙なので、塩やレモン、生姜などと合わせるといいでしょう。

個人的には生姜を乗せたカツオと相性が良いと感じました。

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ビール

日本のビールは和食と合うようにも開発されています。

「魚の臭みが広がる」という声もありますが、ラガービールはすっきり感が強いため、そこまで気にする必要はありません。

特に相性が良いと感じたのが脂の多い赤身とのペアリングです。脂をすっきりと洗い流しつつ旨味は残してくれるので、お寿司の良さを存分に味わえます。

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梅酒

梅酒はほどよい酸味のあるお酒です。

マグロは酸味を含んでいるため、梅酒の酸味と合わせやすいといえます。またシャリもお酢で酸味がついており、さまざまな酸味との相乗効果を実感できるでしょう。

実際に合わせてみると、お寿司の酸味と梅酒の酸味が口の中で溶け合います。

できれば、甘みの少ないすっきり系の梅酒と合わせると良いと感じました。

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ウイスキー

ウイスキーとお寿司は意外にも相性の良い組み合わせでした。

中でもジャパニーズウイスキーは、和食とのペアリングを考えて設計されているもの多くあります。

繊細ですっきりした味わいなので、赤身のお寿司とも合わせやすかったです。

できればハイボールや水割りなど、赤身本来の味わいを引き立てるような飲み方がおすすめです。

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レモンサワー

レモンはお寿司と相性の良い食材です。

おお寿司にレモンを絞ることもありますし、そもそもシャリにお酢の酸味がついていますからね。

レモンサワーと合わせるなら、レモンや塩、生姜など香草系の調味調がおすすめです。

レモンサワーの酸味がお寿司の旨味を引き立ててくれ、最高のマリアージュとなりました。

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赤身(お寿司)と合わないお酒(ワーストペアリング)

今回10種類のお酒と赤身でペアリングを検証してみましたが、ブランデーだけは相性が良くありませんでした。

デザートのような甘みと香りがあるため、和食のお寿司とは喧嘩します。

甘だれをつけて食べると合うかもしれませんが、基本的には赤身と合わせない方が無難でしょう。

赤身(お寿司)とお酒の種類別の評価・特徴

赤身のお寿司とお酒の相性をまとめてみました。

順位お酒の種類評価コメント
1位日本酒★★★★★赤身は旨味が強いため米の旨味と相性抜群です。特に純米酒のような米の旨味がはっきりした日本酒と合わせやすいでしょう。赤身の旨味が口にじわっと広がり、日本酒の旨味と溶け合いました。
2位麦焼酎★★★★★麦焼酎は癖が少なくすっきりした味わいが特徴です。どんな魚にも合わせやすく、赤身との相性も抜群。キレがあるため、大トロや中トロなど脂の多い部位と合わせやすい印象があります。
3位芋焼酎★★★★芋焼酎は香りや旨味の強いお酒です。赤身は芋の個性に打ち消されない旨味があります。芋のしっかりした風味が赤身の旨味を引き立ててくれました。
4位ビール★★★★日本のビールは和食と合うように開発されています。特に相性が良いと感じたのが脂の多い赤身。脂をすっきりと洗い流しつつ旨味は残してくれます。
5位赤ワイン★★★ワインを飲む時は食材の色と合わせるのが鉄板。そのため、赤ワインと赤身の相性は良いといえます。また赤ワインはアミノ酸を含んでおり、醤油との相性も抜群です。
6位梅酒★★★マグロは酸味を含んでいるため、梅酒の酸味と合わせやすいです。またシャリもお酢で酸味がついており、さまざまな酸味との相乗効果を期待できます。甘みの少ないすっきり系の梅酒と合わせると良いと感じました。
7位レモンサワー★★★レモンはお寿司と相性の良い食材です。おお寿司にレモンを絞ることもありますし、シャリの酸味とも合わせやすいでしょう。レモンサワーと合わせるなら、レモンや塩、生姜など香草系の調味調がおすすめです。
8位白ワイン★★★白ワインは魚介類と相性の良いお酒なので、赤身と合わせても違和感がありません。ただし醤油との相性は微妙なので、塩やレモン、生姜などと合わせるといいでしょう。個人的には生姜を乗せたカツオと相性が良いと感じました。
9位ウイスキー★★★ウイスキーとお寿司は意外にも相性の良い組み合わせ。特にジャパニーズウイスキーは、和食とのペアリングを考えて設計されています。繊細ですっきりした味わいなので、赤身のお寿司とも合わせやすかったです。
10位ブランデーデザートのような甘みと香りがあるため、和食のお寿司とは合いませんでした。甘だれをつけて食べると合うかもしれませんが、基本的には赤身と合わせない方が無難。

まとめ

今回は赤身のお寿司とお酒を実際にペアリングしてきました。

日本のお酒はもちろんのこと、意外と洋酒との相性も良いとわかりました。

個人的にワインとのペアリングが非常に美味しく感じたので、次からはお寿司とワインのマリアージュを楽しもうと思っています。

それでは本記事を参考に、赤身のお寿司とお酒の組み合わせを楽しんでみてくださいね。

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