ジンの香りに使われるジュニパーベリーとは?特徴や効能、おすすめのジンを紹介

ジンを製造する際にボタニカルを使用して香り付けをします。その中でも特に使われているのがジュニパーベリーです。

最近ではレモネード風チューハイとしてコカ・コーラが発売している「ノメルズ」にも使われるなど、ジン以外でも使われるようになってきました。

今回はジュニパーベリーの特徴や活用方法をみながら、ジンとの関係などを紹介していきます。

ジュニパーベリーとは?

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ジュニパーベリーとは、西洋ネズと呼ばれるヒノキ科ビャクシン属の針葉樹です。

英語ではジュニパーベリー(Juniper berry)、フランス語ではジュニエーヴル(genièvre)と呼び、ジンの名前の由来になっています。

ジュニパーベリーは北半球の冷涼な地域に分布し、アメリカやヨーロッパ、アジア圏に自生する樹木です。

味や香りが強いため、ジンだけでなくジビエなど癖の強い料理の調味料に使われることも。また園芸用としても人気で、日本にも多く輸入されています。

ジュニパーベリーの効能

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ジュニパーベリーは薬用に使われるこもあり、以下のような効能があります。

・利尿作用
・殺菌作用
・消化促進
・消炎作用
・整腸作用
・血糖値低下

膀胱炎や尿道炎、痛風、関節炎、消化不良の疾患にも使用されています。

ただし大量に服用すると悪影響を及ぼすこともあるようです。腎臓疾患や妊娠中の方は使用を控えましょう。

ジュニパーベリーの活用法

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様々な効能と独特の味を持つジュニパーベリーは幅広く活用されています。ここでは、どんな活用がされているのか紹介していきます。

ジン

最もメジャーなのはジンです。フレッシュな状態で使ったり、乾燥させたり、漬け込んだりと、蒸溜所によって使い方が異なります。

そのため銘柄によって個性が表れ、さまざまな風味や味わいを感じ取れるでしょう。

ハーブティー

ジュニパーベリーはハーブティーとしても飲まれています。

ジンのような香りを楽しめ、ジュニパーベリーの効能も期待できます。

アルコールが飲めない人でもジンの雰囲気を味わえるのが魅力です。

スパイス

ジュニパーベリーは香りが強いため、スパイスとしても活用されています。

お肉の臭み消しや香草焼き、煮込み料理など、さまざまな料理に使えます。

爽やかな風味と複雑な味わいを楽しみたい人におすすめです。

アロマオイル

独特の香りのあるジュニパーベリーは、アロマオイルにもなります。

アロマオイルにすると、ジュニパーベリーの効能を実感できるでしょう。

湯船に数滴たらしたり、お部屋に炊いたりすれば、リラックスした気持ちになれますよ。

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ジュニパーベリーとジンの関係

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様々な活用法があるなかで、最もメジャーなジン。どんな関係があるのか、歴史については有力な説が3つあります。

【1】11世紀頃にイタリアの修道士がジュニパーベリーを使用したお酒を製造していた説。
【2】13世紀頃にオランダやベルギー付近で治療酒や栄養ドリンクとして医師が処方していた説。
【3】1660年、オランダのライデン大学医学教授シルヴィウス博士が薬用酒を開発した説。

ジンの歴史として最も有力なのは三つ目の説です。シルヴィウス博士は利尿作用を持つジュニパーベリーをアルコールに添加し、熱中症対策の薬用酒を作りました。

この薬用酒は利尿や解熱、整腸剤として世界中に広まります。特にオランダとイングランドで人気を博し、蒸留設備も整っていきました。

その後はイギリスでも大流行し、「ロンドン・ドライ・ジン」など有名な銘柄も多数登場するように。

現在は世界中でジンの製造が行われ、日本でもジンを製造する蒸溜所が増えています。

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ジュニパーベリーが効いたおすすめのジン

最後にジュニパーベリーが効いたジンをいくつか紹介します。

ボンベイ・サファイア

ボンベイ・サファイアは、イギリスを代表するドライジンです。

通常のジンは5種類前後のボタニカルしか使用しませんが、ボンベイ・サファイアはジュニパーベリーを中心に10種類のボタニカルを添加。世界各国から厳選したボタニカルのみを使用することで、華やかで複雑な香りを実現しています。

またヴェイパー・インフュージョン製法を採用し、バランスの取れた風味と繊細なフィニッシュも楽しめます。

おすすめの飲み方はジントニックです。ボンベイ・サファイアとトニックウォーターを1:4の割合が黄金比。仕上げにライムを絞れば、爽やかなジントニックを味わえます。

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季の美 京都ドライジンは、京都蒸溜所が手掛けるクラフトジンです。

京都蒸溜所は、2015年に日本初のクラフトジン専門の蒸溜所として設立されました。イギリスと日本で経験を積んだメンバーで構成されており、レベルの高いクラフトジン製造を行っています。

その味わいは高く評価され、2018年のIWSC(インターナショナル ワイン&スピリッツ コンペティション)ではインターナショナル ジンプロデューサー オブ ザ イヤー」を受賞。世界でも高く評価されています。

こちらのクラフトジンは、お米のスピリッツをベースとし、京都の農園で収穫されるフレッシュなボタニカルを使用しています。

ジュニパーベリーを始め、玉露や柚子、檜、山椒など日本の和を感じる素材を厳選。11種類のボタニカルを6つのグループに分けて蒸留することで、複雑な味わいを実現しています。

洋食だけでなく和食にも合わせやすいジンといえるでしょう。

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ビクトリアンバット ジン

ビクトリアンバット ジンは、イギリス・スコットランドのキングスバリー社が手掛けるジンです。

キングスバリー社はイギリスを代表するボトラーズブランドです。ボトラーズとは、蒸溜所から原酒を買い付けて、独自にフレーバーを添加したり熟成させたりする専門業者です。

キングスバリー社は、あえてジンを樽熟成させることにより、風味の強いジンを作り出しています。樽熟成しているため、琥珀色のジンに変化するのもポイントです。

また通常のジンの2倍以上のジュニパーベリーを添加する「ダブル・ジュニパー」を採用。ジュニパーベリーの味わいや風味をダイレクトに感じられます。

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ショリゲル ジン

ショリゲル ジンは、スペインのバレアレス諸島メノルカ島で生産されるジンです。

原料はアルコールと水、ジュニパーベリーのみとシンプルな設計。ジュニパーベリーの個性を存分に楽しめるジンといえるでしょう。

直火蒸留を行いオーク樽で熟成されるため、深いコクと複雑な味わいも魅力です。

ジュニパーベリーの風味をダイレクトに感じたい人におすすめのジンです。

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シュリヒテ シュタインヘーガー

シュリヒテ シュタインヘーガーは、ドイツのシュリヒテが手掛けるジンです。

シュリヒテはドイツを代表するジンブランドで、ドイツの伝統的な製法を受け継ぎながらジン製造を行っています。

ドイツはビールのイメージがありますが、ビールを飲む前にシュリヒテのドライジンを飲む習慣があるそうです。そのためドイツ人にとって馴染み深いジンといえるでしょう。

通常のジンは乾燥したジュニパーベリーを使用しています。しかしシュタインヘーガーは、フレッシュなジュニパーベリーを添加しているのが特徴です。

適度に糖分が含まれているため、ロンドンのドライジンと比べると甘みが強く飲みやすい銘柄です。

まろやかなジュニパーベリーを感じたい人は、ぜひ試してみてください。

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まとめ

今回はジュニパーベリーの特徴や活用方法、おすすめのジンをまとめて紹介してきました。

ジュニパーベリーを知ることで、さらにジンの奥深さが理解できたのではないでしょうか。

ぜひジュニパーベリーに注目して、ジン選びを楽しんでみてくださいね。

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