ウイスキーのノンエイジとは?抑えておきたい基本用語

年数表記のないシャンパンやワインは「ノンヴィンテージ」と呼ばれていますが、実はウイスキーにもノンヴィンテージが存在することはご存知でしょうか?12年、17年、25年などの年数表記があるものが出回っていますが、昨今は年数表記がないウイスキーが注目を集めています!

今回は、ノンエイジウイスキーの魅力や誕生した背景についてまとめるとともに、ウイスキースターターにもぜひチャレンジしてもらいたい商品をご紹介します♪

ノンエイジとは

ウイスキーにおけるノンエイジとは、Non Age Statement (NAS) のことを指します。熟成年数を表記しないタイプのウイスキーで、「ノンヴィンテージウイスキー」や「ノンエイジウイスキー」、または「ナス」と呼ばれています。

年数が表記されているウイスキーは、その年数以上の熟成期間を経た原酒同士が掛け合わされ造られています。例えば12年物のウイスキーであれば、12年以上熟成された原酒がヴァッティング(ブレンド)されるという流れ。

一方ノンエイジに使われる原酒の熟成年数はバラバラ。熟成が短いものから長いものまで、多くの原酒がブレンドされています。

海外では、「熟成年数がウイスキーの良し悪しを決めるファクターとはならない」という考えが広まっていることから、アメリカ産やアイルランド産のウイスキーにはノンエイジが多い傾向にあります。

ノンエイジの魅力

ノンエイジウイスキーは、ウイスキー通からも絶大な支持を集めています。どんな魅力があるのか見ていきましょう!

ノンエイジは手に入れやすい

ノンエイジウイスキーは、年代物のウイスキーと比べると安く手に入れることができます。

ウイスキーは、熟成年数が長ければ長いほど価格が高くなる傾向にあり、中には資産レベルの価値を持つものも存在しています。17年、21年、30年と年追うごとに販売される量は少なくなり、終売した商品もいくつかあります。

また、終売後には定価という概念が無くなります。希少価値が上がることで、ウイスキーに桁違いの金額がつくこともざらにあるわけです…。

一方でノンエイジには熟成年数が短い原酒もブレンドされています。長い年月をかけずに造ることが可能なので、ほぼ毎年のようにリリースされているため、長い期間待たなくても気軽に本格的なウイスキーが味わえるようになっています。

ハイクオリティ

原酒を掛け合わせるときに活躍するブレンダーと言われる職人がいます。ウイスキー造りには必要不可欠な存在で、ウイスキーの味を決定する大きな役割を担っています。

幅広い熟成年数の原酒を掛け合わせて味のバランスを整えるのは、並大抵ではない味覚や嗅覚といったセンスを必要とします。ある意味、ブレンダーの手腕が試されるジャンルと言えます。

NASが増加している理由

ノンエイジが増えているのは、原酒不足が大きな理由と言われています。

先述の通りウイスキーは、熟成年数が長いほど造られる量は少なくなります。限りある原酒の中で「○○年以上のものだけをブレンドさせる」となると、当然のことながら年代物の原酒は底をついてしまいます。

一方でノンエイジは長期熟成を必要としないので、原酒不足が叫ばれている中でも安定した供給を可能にしています。

試してほしいNAS

お次に、ぜひ試していただきたいジャパニーズウイスキーのノンエイジをご紹介します!

シングルモルト 余市

引用:amazon.co.jp/

余市はニッカが製造しているウイスキーブランドで、北海道の余市蒸留所で造られています。「シングルモルト 余市」はブランドが誇るレギュラー商品です。

スモーキーさが感じられ、パンチのある味わいに仕上がっています。若い原酒ならではの個性が表現された、飲みごたえある一本です。

商品データ
産地 北海道
ラインアップ シングルモルト
アルコール度数 45%

 

「白州 シングルモルト ノンエイジ」

引用:amazon.co.jp/

白州はサントリーが製造している銘柄で、山梨県の白州蒸留所で造られています。

新芽のようなみずみずしい香りの中には、柑橘とミントのようなさわやかさも感じられます。ピート由来のスモーキーさとフルーティーで柔らかなコクは、ノンエイジの白州だからこそ味わえる特徴となっています。

商品データ
産地 山梨県
ラインアップ シングルモルト
アルコール度数 43%

 

おわりに

今回はウイスキーのノンエイジについてお伝えしました。
密かに人気となっている味わい深いウイスキーですが、まずは飲みやすい品が多い国産のウイスキーから試してみてはいかがでしょうか?

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