ドイツだけで世界シェアの60%?ドイツワインを代表するぶどう品種リースリングとは?

フランスワインを代表するぶどう品種といえば、赤ぶどうのピノ・ノワールがあります。同じように、イタリアワインを代表するぶどう品種は、サンジョベーゼがありますよね。

では、ドイツワインを代表するぶどう品種は何か知っていますか?それは、世界シェアの60%をドイツが独占し、絶大な支持をうけている「リースリング」というぶどう品種になります。

今回はそんなドイツワインを代表するぶどう品種「リースリング」ついて注目し、「リースリングの特徴」と「リースリングワインの銘柄」をいくつかピックアップして、まとめて紹介していきます。

ドイツワインのぶどう事情


ドイツで栽培されているぶどう品種のほとんどは白ぶどうです。世界から見てもドイツは寒冷な北部に位置しているため、黒ぶどうを栽培しても皮に色がつきにくく、糖度が上がらないと言われています。

しかし近頃では消費者の趣向に合わせ、黒ぶどうもわずかに栽培し始めています。ただ、栽培しているぶどうの3~4割ほどに止まっており、まだまだ白ワインが主流という現状です。

ドイツワインのシェアは白ワインが大部分を占めていますが、その中でもずば抜けて生産量を誇っているぶどう品種は、今回紹介する「リースリング」なのです。

リースリングとは?


リースリングとは、白ワインに使われているぶどう品種のひとつ。国際的な呼び名は「ライン・リースリング」として知られています

主にドイツのモーゼル地方とラインガウ地方に栽培されており、ドイツの栽培面積だけで約2万ヘクタールにも及びます。これはリースリングの世界総栽培数の約60%を占めており、世界一の栽培面積を誇っています。

まさに、ドイツを代表するぶどう品種と言っても過言ではありません。言い換えれば、リースリングはドイツのワイン産業を支えるうえで、欠かせない大事な存在でもあるのです。

リースリングの特徴


リースリングはテロワールを反映しやすい性質を持っていますが、ドイツ産のリースリングは特に、しっかりとした酸味と上品な香りを持つワインに仕上げる特徴があります。また深いコクの中に、ぎゅっと凝縮したぶどうの旨味も味わえる品種となっています。

さらにリースリングを用いたワインは、辛口と甘口どちらにも仕上がる魅力的な一面も兼ね備えており、バリエーションの豊富さも魅力の一つです。

ドイツの最南端バーデン地方では、リースリングで造られるこれらのことを「クリンゲルベルガー(Klingelberger)」と呼んでいます。非常に品質の高いワインが多く、甘口タイプともなれば20~30年の熟成にも堪えられます。中には、100年を超えるヴィンテージも存在しているのだとか。

ドイツ産リースリングワインを一挙紹介

それではリースリングワインを多数輩出しているドイツから、単一品種の銘柄のみをピックアップして紹介します。どんな銘柄があるのか、一緒に見ていきましょう。

ファルケンベルク ピースポーター ミヘルスベルク リースリング

1786年に設立した由緒正しき歴史と伝統を持つファルケンベルク社が手がける、モーゼル地方のピースポート村で栽培されているリースリングから造られたリースリングワイン。

甘口タイプとなっており、青りんごやレモンをミックスしたような甘酸っぱいアロマが特徴。アルコール度数は9%と、ワインにしてはやや低め。口当たりが柔らかく、和食にぴったりなワインとなっています。

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ペーターメルテス リースリング カビネット トロッケン 2015

日本酒ブランド「まる」を生みだしている白鶴酒造がドイツから直接輸入・販売を行っているペーター・メルテス社のリースリングワイン。モーゼル地方ベルンカステル・クースの単一畑から収穫したリースリングのみを使用し、アルコール度数は11%のやや辛口なワインに仕上げています。

果実味は濃厚で、フレッシュな柑橘系の香りが特徴。お料理と合わせるなら和洋風の魚介料理との相性が良く、まろやかなワインの味わいが魚介を引き立ててくれることでしょう。

G.A. シュミット ツェラー・シュワルツ・カッツ・プリカッツ Q.b.A.

1618年に創業したドイツでもっとも歴史が古いグスタフ・アドルフ・シュミット社が手がけるリースリングワイン。「黒猫が腰掛けるワインの樽は上出来」というツェル村の伝説から誕生しています。

ピーチとアプリコットを連想させるような香りに、ほどよい酸味が特徴。アルコール度数は10%前後の甘口で、ワイン初心者や女性の方にも楽しめるワインとなっています。

他にはどんな品種がある?


ドイツはメジャーなリースリング品種以外にも、様々なぶどう品種があります。

白ぶどう

・ミュラー・トゥルガウ
・ジルヴァーナー
・ケルナー
・バッフス
・ショイレーベ
・ヴァイスブルグンダー
・グートエーデル
・エルプリング
・ゲヴュルツトラミーナ

などがあります。白ワインのシェアを誇るだけあって、種類はかなり豊富です。

黒ぶどう

対して、黒ぶどうの種類は白ぶどうと比べるとそう多くありませんが、

・シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)
・ドルンフェルダー
・レンベルガー
・ポルトギーザー
・トロリンガー

などがあります。気になる方は赤ワインもぜひ試してみては?

まとめ

今回は、ドイツを代表するぶどう品種「リースリング」についてご紹介しました。

甘口タイプから辛口タイプのワインまで多彩なラインナップが魅力なリースリングですが、飲みたくなった方も多いでは?

本記事を機に、ぜひリースリングワインにもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。