アルゼンチンワインのおすすめワイン10選!特徴や産地、選び方を紹介

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南米のワインと聞くとチリワインを思い浮かべる人も多いかと思います。しかしチリのお隣、アルゼンチンでもワイン造りが盛んに行われています。

ブドウ作りに適した土地柄もあり、最近では随分と認知度も高くなってきました。

そこで今回はアルゼンチンワインのおすすめワインを紹介します。

アルゼンチンワインの特徴や歴史、おすすめの銘柄に興味がある人はぜひ参考にしてみてください。

アルゼンチンワインの特徴

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南米のアルゼンチンはチリと並ぶほどワインが有名で、生産量だけでなく消費量も世界トップクラスです。

■生産量:世界第5位
■消費量:世界第8位

この数字を見るだけでも、各地でワイン造りが行われ、日常的に飲まれていることが分かりますね。

ブドウの栽培面積は約22.4万ha(ヘクタール)で、ワインの生産量はなんと9億l(リットル)以上。ブドウ栽培はアンデス山脈の麓で行われ、標高の高い場所にブドウ畑があるのが特徴です。

アンデス山脈は海からの風を遮り乾燥しています。日照量も多く、昼夜の寒暖差が大きいので、ブドウが病気になりにくく、農薬の少ない栽培が行えるのもアルゼンチンワインのいいところです。

またアルゼンチンワインは高品質で低価格なものが多く、デイリーワインとしてもおすすめ。チリワインを飲んでいる人は、アルゼンチンワインも試してみてはいかがでしょうか。

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アルゼンチンワインのおすすめ銘柄10選

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次に、アルゼンチンワインのおすすめ銘柄を10選ピックアップしましたので紹介します。

今回紹介するワインはこちらです。

■ カテナ マルベック(赤)
■ カリア アルタ シラーズ マルベック(赤)
■ ルイージ・ボスカ マルベック D.O.C. (赤)
■ ボデガ・チャクラ バルダ(赤)
■ カイケン・カベルネ・ソーヴィニョン (赤)
■ モンテス カイケン・ウルトラ・シャルドネ(白)
■ ティリア シャルドネ(白)
■ クマ オーガニック トロンテス(白)
■ ズッカルディ・セリエ・ア トロンテス  (白)
■ ボデガ・ノートン シャルドネ・レゼルヴァ (白)

カテナ マルベック(赤)

メンドーサ州にあるカテナは、アルゼンチンの有名ワイナリーです。自社所有の畑で栽培されたマルベックを中心にブレンドを行い、フレンチオークとアメリカンオークの樽で約1年熟成させるのが特徴。

強めのタンニンと濃厚な果実味が口いっぱいに広がり、後味はチョコレートやコーヒーのような香ばしさもあります。肉料理や濃厚な味付けの料理に合わせてみてください。

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カリア アルタ シラーズ マルベック(赤)

アルゼンチンのサン・ファン州で製造されている「カリア アルタ シラーズ マルベック」。イタリアワイン界の重鎮「テスタマッタ」のアルベルト アントニーニ氏の指導の元、こだわりを持って醸造が行われています。

シラー60%、マルベック40%で造られており、干しぶどうやチェリーのような果実味と、柔らかなタンニンが特徴。シラーのスパイシーさとマルベックの濃厚さがベストマッチした銘柄で、塩胡椒を効かせた肉料理や濃いめの味付けの料理におすすめです。

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ルイージ・ボスカ マルベック D.O.C.

アルゼンチンで古い歴史を持つ家族経営の「ルイージ・ボスカ」社が手掛ける赤ワインです。五つ星ホテルや3つ星ミシュランのレストランにも提供されており、品質の高さは世界にも認められています。

使用するぶどうは、マルベック。完熟した黒いベリーを連想させる凝縮感と、樽熟成からくるほのかな甘い香りが特徴。

口に含むと心地よい酸味に加え、厚みのある繊細な味わいが楽しめます。

あらゆる料理と合わせやすく、手土産などにおすすめです。

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ボデガ・チャクラ バルダ(赤)

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ボデガ・チャクラは、イタリアでスーパートスカーナを造るファミリーが立ち上げたワイナリーです。栽培は完全ビオディナミで行い、高品質な自然派ワインを造っています。

イタリアの技術を最大限に活かしたワインは、甘い香りと濃厚な果実味が特徴。飲んだ瞬間にフレッシュな果実味が口いっぱいに広がります。ミディアムボディの赤ワインなので、どんな料理にも合わせやすいです。

自然派ワインが飲みたい人は試してみてはいかがでしょうか。

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カイケン・カベルネ・ソーヴィニョン (赤)

チリのワインメーカー「モンテス」社が手掛けるアルゼンチンの姉妹ブランドです。国際的にも評価が高く、価格は3,000以下で購入できます。

銘醸地メンドーサの標高と栽培環境の厳しさから収穫した濃密なカベルネ・ソーヴィニヨンを使用し、力強くリッチな味わいが特徴。

またこの価格とは思えない満足感が味わえるので、ワイン上級者にもおすすめです。

合わせる料理は、ビーフステーキ、グラタンが相性マッチします。

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モンテス カイケン・ウルトラ・シャルドネ(白 スパークリング)

先ほど紹介したカイケンのスパークリングワインです。

優秀なテロワールであるグアルタジャリー地区で栽培されたシャルドネを使用し、優れた技術で高品質なワイン造りを行なっています。

桃のような香りと凝縮した果実味が特徴で、白身魚との相性は抜群です。甘めのワインなので、初心者の入門ワインとしてもいいでしょう。

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ティリア シャルドネ(白)

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アルゼンチンの有名ワイナリー、ボデガス・エスメラルダ社の自信作。「ティリア」とはブドウ畑で働く農夫たちがくつろぐ「菩提樹(ぼだいじゅ)」という意味があり、ラベルにも描かれています。

口当たりはまろやかで、トロピカルフルーツのような甘さが口いっぱいに広がります。天ぷらなどの和食にもぴったりなので、デイリーワインとして楽しんでみてはいかがでしょうか。

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クマ オーガニック トロンテス(白)

白ブドウ品種のトロンテスを100%使用したクマ オーガニック トロンテス。ボデガ・エル・エステコ社が自信を持って提供するオーガニックワインで、アルゼンチンの有機認証機関「アルゼンサート」の認定を受けた有機栽培ブドウだけを使用しています。

甘みと酸味のバランスが良く、白身魚を使った料理にぴったりです。

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ペアリング-白身魚 ペアリング ピザ シーフード ペアリング 浅漬け
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ズッカルディ・セリエ・ア トロンテス (白)

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南米No,1 ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれたファミリア・ズッカルディの白ワインです。

アルゼンチン屈指の生産者で、高級ワインや有機ワインなどを製造しています。約600ヘクタールという広大な自社畑を所有し、手摘みによるぶどう収穫がこだわり。

またアンデス地方からのミネラル豊富な雪解け水を使って育ったトロンテス種を100%使用しているため、いきいきとしたフレッシュな辛口テイストに仕上げられています。

価格は、テーブルワインとしても嬉しい1,000円台。合わせる料理は、白身魚のソテー、ローストポークなどが相性抜群です。

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ボデガ・ノートン シャルドネ・レゼルヴァ (白)

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ボデガ・ノートン
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日本でもリピーターが多いアルゼンチンのワインブランドです。アルゼンチンワインをけん引する「ボデガ・ノートン」社が手掛けており、クリスタルガラスで有名なスワロフスキー社が所有しています。

ボデガ・ノートンはアルゼンチンでも標高が高いメンドーサ地区にワイナリーを構え、農薬を使わない自然なワイン造りを行っています。

ラインナップの中でもこちらのレゼルヴァは、ワンランク上のハイクオリティシリーズです。

30年以上の樹齢から厳選したシャルドネを使用し、柑橘とミネラルたっぷりな香りが漂います。酸っぱすぎず、甘み、コクすべてが絶妙にバランスが取れています。

前菜やコトコト煮込んだトマト料理、濃厚な料理とも相性抜群。2,000円前後の上質なワインをお探しの方におすすめです。

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アルゼンチンワインの歴史

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アルゼンチンワインの歴史は16世紀まで遡ります。スペインの植民地として開拓され、スペインからやってきたカトリックやイエズス会の宣教師によってワイン造りが始まりました。

19世紀になるとイタリアやフランスから新しいブドウ品種や栽培技術、醸造のノウハウが導入され、一気にアルゼンチンのワイン産業は発展します。

20世紀には海外からの投資も増えて、さらに技術革新が進み市場が拡大。国内消費がメインだったアルゼンチンワインは、世界へ進出していきます。

そして現在、生産量と消費量は世界トップクラスにまでのし上がりました。

日本人には馴染みがないかもしれませんが、最近はスーパーでもアルゼンチンワインを見る機会が多くなっています。

アルゼンチンワインの主な産地

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アルゼンチのワイン産地は、南部・中央部・北部の3つに分けられます。

南部は、リオ・ネグロ州やラ・パンパ州など。中央部は、メンドーサ州、ラ・リオハ州など。そして北部は、サルタ州、カタルマカ州などがあります。

今回はその中でも代表的な3つの産地を取り上げ、リオ・ネグロ州、メンドーサ州、サルタ州について解説します。

リオ・ネグロ州

リオ・ネグロ州は、赤ワインを飲みたい方におすすめな産地です。

リオ・ネグロ州はアルゼンチン南部にあり、「世界で最も南にあるワイン産地」とも呼ばれる地域。他の山地より標高が低く、夜は南からの冷たい風が吹くため、寒暖差を活かしたブドウ栽培が特徴です。

冷涼な気候で育ちやすいピノ・ノワールやソーヴィニヨン・ブランを栽培し、高品質なワイン造りが行われているため、ややお高めな価格帯が多いです。

メンドーサ州

メンドーサ州はワイン造りが最も盛んな地域で、色々なワインを飲み比べてたい方におすすめな産地です。

アルゼンチンワインのおよそ8割が生産され、ワイン造りの中心地として栄えています。

メンドーサ州で代表的なのはマルベックを使った赤ワイン。乾燥した砂漠地帯が多く気温が上がりやすく、また標高が高いため、力強いタンニンと濃厚な味わいに仕上がります。

価格帯は様々で、テーブルワインから高級ワインまで幅広い商品を取り揃えています。

サルタ州

サルタ州は最も北にあるワイン生産地で、白ワインを飲みたい方におすすめします。

サルタ州は主に白ワインを生産し、白ブドウ品種のトロンテスを使用したワインが有名です。

赤道に近く気温が高いため、アルゼンチンワインの中では、一番標高が高い場所でブドウ栽培が行われており、最も高い地域は標高3,000mを超える場所もあります。

価格帯は、1,000~2,000円前後のリーズナブルな商品が多いです。

アルゼンチンワインの代表的なブドウ品種

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アルゼンチンワインでは様々なブドウ品種が栽培されています。

その中でもの代表的なブドウ品種「マルベック」と「トロンテス」を紹介します。

マルベック

マルベックはアルゼンチンを代表する黒ブドウ品種です。

力強いタンニンと濃厚な果実味があり、後味は少しスパイシー。肉料理にぴったりで、アルゼンチンでも日常的に飲まれています。

オーストラリア産のシラーズと味わいが似ており、個性あふれるワインに仕上がります。

シラーズについて詳しく

トロンテス

トロンテスもアルゼンチンを代表する白ブドウ品種です。

桃のような果実味と華やかな香り、程よい酸味が特徴。フレッシュさを出すために熟成はせず、若いうちに飲むことが多いです。エスニック料理などのスパイシー料理にぴったりで、薬味を効かせた和食にも合います。

ソーヴィニヨン・ブランに比べ、酸味と癖が控えめです。

ソーヴィニヨン・ブランについて詳しく

アルゼンチンワインの選び方

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アルゼンチンのおすすめワインを紹介しましたが、選び方が分からない方もいるでしょう。

そこで、今回は生産者・産地・ぶどう品種の3つの選び方に注目します。初心者の方は参考にしてみてください。

生産者

価格や製造のこだわりでワインを選びたい方は、生産者に注目しましょう。

大手生産者は、機械を駆使した大量生産が得意です。大量かつ安定した品質なワイン造りが可能なため、安く美味しく飲みたい方におすすめです。

一方で小規模な生産者は、手作業や独自な醸造方法を用いることが多いので、個性あふれるワインが楽しめます。

産地

アルゼンチンは産地によって作られるワインが異なります。

先ほどにも紹介しましたが、アルゼンチンの産地は主に北部・中央部・南部の3つです。

北部は白ワイン造りが盛んで、白ワインを飲みたい方にオススメな産地です。そして、南部は高品質な赤ワイン造りが特徴です。

産地の特徴を参考に選んでみてください。

ぶどう品種

ワインの味わいで選びたい方は、ぶどう品種で選びましょう。

アルゼンチンでは国際品種をはじめ、固有品種のマルベックやトロンテスなどが栽培されています。

他の国と飲み比べたい方は国際品種。アルゼンチンならではの味わいを楽しみたい方は、固有品種がおすすめです。

黒ぶどう品種について詳しく
白ぶどう品種について詳しく

まとめ

今回はアルゼンチンワインの特徴や歴史、おすすめの銘柄を紹介してきました。高品質でリーズナブルなアルゼンチンワインは、これから主流となっていくでしょう。

スーパーでも気軽に購入できるので、たまにはアルゼンチンワインを試してみてはいかがでしょうか。

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